大麻は有害性・依存性がないのか?研究論文を見てみた!

どうもぼくです。

最近、芸能界などで薬物絡みの事件が多いですね。

“年収1億円弱”スノボ国母和宏の大麻逮捕、何が悪質だったのか | 文春オンライン

厚生労働省麻薬取締部、通称マトリがミュージシャン、アイドルの次に標的に選んだのは”お騒がせ”アスリートだった。11月6日、大麻を営利目的で密輸した大麻取締法違反容疑で、冬季五輪に2度出場したプロスノーボード選手、国母和宏容疑者(31)が逮捕された。社会部記者の話。 …

絶えることのない薬物がらみの事件ですが、やっぱり気軽に所持・使用をしてしまうのが何と言っても大麻でしょう。
大麻は葉っぱ状なので、タバコ感覚で使用してしまう人が多くゲートウェイドラッグと呼ばれているほど気軽に使用してしまうドラッグです。

そんなゲートウェイドラッグと呼ばれている大麻ですが、如何せん大麻の依存性や効果について確かな情報が一般の人たちに届けられていない気がします。

「大麻ってタバコより依存性ないんじゃないの?」
「使用してる人見ててもそんなに廃人になってないから大丈夫なんじゃないの?」

こんな考えをしている人も多いかと思われます。

そこで、今回は大麻についての「依存性」や「使用効果」などについて学術論文の観点から実際どうなの?という観点で紹介していきたいと思います!!

※あくまでも学術的な観点のため、テストケースによって左右されることがありますので参考程度に見てもらえれば幸いです。

1. 大麻による薬物依存と異常行動 (福岡大学薬学部応用薬理学教室 )

CiNii 論文 – 大麻による薬物依存と異常行動

大麻(Δ 9 -tetrahydrocannabinol:THC)は身体依存, 精神依存, 耐性を形成するとされているが, 他の乱用薬物より比較的弱い.このことは動物実験においても同様である.むしろ大麻の危険性は薬物依存より急性効果の酩酊作用, 認知障害, 攻撃性の増大(被刺激性の増大)が重要である.カタレプシー様不動状態の発現には側坐核や扁桃体のドパミン(DA)神経の他にセロトニン(5-HT)神経の機能低下が密接に関与しており大麻精神病の症状の緊張性や無動機症候群に類似している.この症状はTHCの連用によって軽度ではあるが耐性を形成し, THCの退薬後はカタレプシー様不動状態は直ちに消失する.一方, 攻撃行動の発現はTHC慢性投与の15日後に発現し, 退薬時は直ちに消失することなく20日間かけて徐々に消失する.これはヒトにおけるTHCの退薬症候の過程に類似している.THCによる異常行動の発現にはカンナビノイド(CB 1 )受容体を介したDAや5-HTの遊離が関わっており初期2週間はCB 1 受容体によるDA, 5-HTの遊離抑制が関与している.これに対し慢性投与になると, シナプス前膜のCB 1 受容体の脱感作によるDAや5-HTの遊離とシナプス後膜の感受性増大が同時に発現することが主な原因として考えられる.空間認知記憶障害は, 作業記憶障害であり, その発現にはCB 1 受容体を介し, 海馬へ投射しているACh神経においてCB 1 受容体を介したAChの遊離阻害が重要な役割を果たしている.これらの作用は報酬系や依存の形成の解明に役立つものと考えられる. Δ 9 -Tetrahydrocannabinol (THC), one of the active compounds of marihuana, is known to induce drug dependence and tolerance, and its action is weaker than those of other abused drugs in humans and animals.

この論文によると、大麻は依存性は他の薬物よりはないということを前提におき、使用効果としてある「酩酊状態」「記憶障害」などについてどのように作用するのかが述べられています。

また、米国の研究についても述べられており、その中で大麻は乱用されるのは2年以内であり、かつ1日に何回も使用する程の重症を患っている例も少ないことについても述べられています。

2. 米国における医療大麻の現状:カリフォルニア州の例を中心に

CiNii 論文 – 米国における医療大麻の現状:カリフォルニア州の例を中心に

米国における医療大麻の現状:カリフォルニア州の例を中心に 大友 千絵子 ファルマシア 52(9), 863-865, 2016

こちらの論文では、米国における医療大麻についての各州の位置付けについて述べると共に、医療用大麻の普及率や薬剤師の取り組みについて述べられています。

2016年4月時点では、大麻は連邦政府における規制物質法において最も規制の厳しいスケジュール I に分類されていると紹介されています。
これは、ヘロインなどと同じ強力な依存性を持つ危険なドラッグであるという位置に属していることを表しています。

残念ながら、2019年時点での最新の米国連邦政府が公開している規制物質法についての資料を見つけることができませんでしたが、少なくとも2016年4月時点で米国ではかなり依存性の高い薬物であるという風に認知されていたことが伺えますね。

3.世界初!大麻が脳に悪影響を与えることを科学的に証明

世界初!大麻が脳に悪影響を与えることを科学的に証明

・長年不明であった大脳皮質内の神経回路形成の重要なメカニズムを解明 ・大麻(マリファナ)の有効成分でもあるカンナビノイド が、大脳皮質神経回路の破綻をきたすことを発見 ・大麻や危険ドラッグが脳に悪影響を与えることの科学的根拠を明らかにしたとともに、脳損傷、認知症での機能回復に応用できる可能性も期待できる成果 …

大阪大学大学院医学系研究科解剖学講座(分子神経科学)の木村文隆准教授を中心とする研究グループが、大脳皮質の神経回路形成に複数のメカニズムが関与することを解明したという研究が紹介されていました。

研究内容の紹介によると、大麻を使用することにより大脳の神経回路に対して作用し、 本来正しく成長するはずであった脳の配線が正しく成長することができなくなることが述べられています。

まとめ

依存性については最近の論文になればなるほど、そこまで依存性はないと説明している論文が多くなってきている気がします。

また、有害性についても各論文については有害性があることを説いていますが、脳にダメージを及ぼすということだけを述べているだけで、じゃあ他の薬物と比較するとどの程度脳にダメージを及ぼすのかが詳細に述べられていないようにも感じられました。

所感ですが、脳に直接ダメージを及ぼすと少し恐怖を覚えるような記載を各論文で述べていますが、「依存性がそこまで強くないこと」「大麻使用者が社会復帰を難なくしていること」から、深刻なダメージを及ぼすことはないのかなと。
ただ、深刻なダメージを及ぼすことはないという研究論文を出すことで、大麻使用が広まることを懸念してあえて言及することはないのかなという、日本の世情を考慮してのことかなと思ったりもしますね。

今回紹介した論文は数多くある内の極小数のため、これからも続々と大麻関連の論文についてこの記事で紹介していきます!
なので、続報をおまちください!

おしまい。

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